*息子誕生②
入院3日目の朝、
陣痛促進剤がスタートしました。
開始2時間、だんだんと痛みが強くなってきて
「これが陣痛の痛みか〜」
と、実感していたのも束の間…
「このペースじゃ夕方には出せないね!もっと強くしていこう!」
というドクターのひと声が…
そこから地獄の数時間、
水を飲むことも許されず、痛すぎて過呼吸になり、手足がしびれ、ひたすら耐えに耐えてようやく分娩台へ。
待ってました、この時を!!
「はい、いきんで〜!」
の掛け声から3回。
時刻は16時04分、
定時に帰りたいドクターの気持ちを察したかの如く、息子はスルッと出てきました。
「ふぇ〜ん」
と、かわいい声で泣く息子を見て、ドクターも助産師さんもニッコリ。
数日にわたる長い長い死闘に決着がついた瞬間でした。
温かい息子を胸に抱いて幸せを噛みしめる私。
ここから新たな戦いが始まるとは、知る由もありません。