B型一家のズボラ日記

個性が強すぎる家族3人の日常を綴ったブログです♪

子どもの病気とママの判断力

今回は、20年耳鼻咽喉科に勤めているオバさんから、ママ達へのアドバイスです♪

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朝晩冷え込む日が増え、風邪をひいている子供達が増えています。

私が勤める耳鼻科にもたくさんの子が来院しますが、中には「この症状は耳鼻科ではないんだけどなぁ〜」という場合もあります。

長い時間待っていただいた挙句に医師から「他の病院を受診した方が…」と言われているママさんを見ると、なんだか切ない気持ちになってしまいます。

 

そこで、よくあるパターンを元にいくつか例を挙げてみました。

 

 

 

熱+ひどい咳

これは小児科の方が良い場合が多いです。のどが痛い時は耳鼻科で対応できますが、咳は気管支や肺が原因のことがあるので「ゼイゼイ、ゼロゼロ」するような時は胸部レントゲンが撮れる小児科へ先に行くようにお勧めしています。

 

 

 

熱+鼻水

この場合は耳鼻科でも小児科でも大丈夫です。ただし、以前に中耳炎を起こしたことがある子は耳鼻科を受診することをお勧めします。なぜなら、耳の症状はなくても中耳炎を起こしている可能性があるからです。診察の際に「前に中耳炎にかかったことがあって心配です」と告げて下されば、医師も耳をチェックしてくれると思います。

 

 

 

耳痛+熱+咳

この症状はまず耳鼻科へおいでください。小児科でも耳を診てもらえる場合がありますが、中耳炎が重症な場合は鼓膜切開をする必要があるため、専門である耳鼻科医に診せた方が安心です。診察で胸の音を聴診器で聴いて、万が一肺炎や気管支炎の疑いがある場合は小児科も併診するよう勧められると思いますので、その際は耳鼻科でもらった薬が記載されているお薬手帳を必ず持参して受診してください。

 

 

 

熱+腹痛+鼻水

このケースは小児科が良いと思います。耳鼻科医は胃腸炎等の病気は詳しくないので、お腹の症状をきちんと診断できる小児科を受診することをお勧めします。

 

 

 

まとめ

子供の急な発熱や体調不良はよくあることですが、夕方や夜間などで診療時間ギリギリだったり、病院が終わってしまっていたりすると焦ってしまいますよね。そんな時こそママは冷静になって、子供の症状をしっかり見極めてから、適切な病院を選んでほしいと思います。

 

 

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